神に立ち返ろう

「あなたがたの神、主は、情け深く、あわれみ深い方であり、もし、あなたがたが主に立ち返るなら、あなたがたから御顔をそむけるようなことは決してなさいません。」(Ⅱ歴代誌 30:9)

ヒゼキヤの治世の第6年に、北イスラエル王国の首都サマリヤはアッシリアにより陥落した。
宮きよめの宗教改革をなしたヒゼキヤは、全イスラエルとユダに、主に立ち返り、過越のいけにえを捧げるよう呼びかけた。
このようにヒゼキヤは、既にアッシリヤ捕囚という憂き目にあったイスラエルの民へ、神への招きの言葉を伝えたのであった。
「神に立ち返れ。そうすれば、主はアッシリアの王たちの手をのがれた者たちのところに、帰って来て下さる。主に対して不信の罪を犯した兄弟たちのようになってはならない。あなたがたが見たとおり、主は彼らを恐怖に渡された。主に立ち返り、主に仕えなさい。あなたがたが主に立ち返るなら、あなた方の兄弟や子たちは、彼らをとりこにした人々のあわれみを受け、この地に帰って来る。」
この言葉を物笑いにし、あざけった者もいたが、この言葉を真に受けとめ、心を一つにしてやって来た者たちもいた。
信仰に立ったユダの民、この後、エルサレムを攻めに来たアッシリアの手から、主は民を守られた。
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神である主は、情け深く、あわれみ深い方。神は愛である。
人は、すべてが好調であるなら、神を必要とはしない。
うまくいかないこと、苦しい出来事を通して、神はご自身を現される。
こうして、私たちは高ぶりから守られるのである。
主につまずきそうな時こそ、主に立ち返る道を選ぼう。
主は、ご自身を呼び求める者から、御顔をそむけるようなことは決してなさらないお方なのだから。

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