選びと祝福

「そこに行ったら、ニムシの子ヨシャパテの子エフーを見つけ、家にはいって、その同僚たちの中から彼を立たせ、奥の間に連れて行き、油のつぼを取って、彼の頭の上に油をそそいで言いなさい。『主はこう仰せられる。わたしはあなたに油をそそいでイスラエルの王とする。』それから、戸をあけて、ぐずぐずしていないで逃げなさい。」(Ⅱ列王記 9:2,3)

イスラエルでは、アハブの子のヨラムが王となっていた。
主は、アハブの家へのさばきのために、エリシャに仕える若者を遣わし、エフーに油を注がれた。
そこで、アハブの妻イゼベルがなした諸悪のために、アハブの家の者を打ち殺すように告げられたエフーは、謀反を起こし、アハブの家に属する者をことごとく滅ぼした。
エフーは、バアル礼拝をも根絶やしにし、改革を行った。
エフーは主が定められた働き―アハブの家へのさばき―をことごとく行い、4代目までの子孫が王座に着くことを約束された。
が、エフーは、心を尽くして主と歩もうとはせず、金の子牛に仕えることをやめようとはしなかった。
このころから、主は敵の手によってイスラエルを少しずつ削り始められた。
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主の定められた働きが大きければ、聖く正しい人物であるとは限らない。
主は、ある目的のために用いようと思う者を用いられる。
主に用いられる時は、その選びを、厳粛に受け止めなければならない。
心を尽くして神を愛し、従うことが肝要である。
主を知ることを怠り、慢心して歩むなら、委ねられた働きが大きくとも、祝福を得ることができない。
逆に、どんなに小さく見える働きであろうとも、心を尽くして主を愛していくなら、祝福が増し加えられていく。
主に信頼して歩もう。

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