「小羊うるちゃんの冒険」part 1 小さい白い小羊は言いました

<– 前の記事:「小羊うるちゃん物語Ⅳ」part 3 突き刺された傷 ― 救いのために ―

  小羊うるちゃんは、主による冒険の旅にでかけました。

——————–

  小さい白い小羊は、みんなに向かって言いました。Uruuru
「(信仰における)居場所がありません、助けて下さい。」
雄羊Aは言いました。
「いくらでもあるではないか、許すべきだよ」
雌羊Aは言いました。
「裁くな。許しなさい。」
雄山羊Aも雌山羊Aも声をそろえて言いました。
「許しなさい。」
小さい白い小羊は、失望の涙を流しながらその場を去りました。

 小さい白い小羊は、みんなに向かって言いました。
「(信仰における)居場所がありません、助けて下さい。」
雄羊Bは言いました。
「無人島で孤独を感じていても、そのうち、船が通りかかるよ、船が来るまでそうしていなさい」
小さい白い小羊は、湧き出た疑問から、尋ねました。「その立派そうな船には乗せてもらえないのですか?」
雄羊Bは言いました。
「私は忙しく、今、有名な預言者を訪ねて異国に行く準備をしようとしているんだよ。」
小さい白い小羊は、あきらめの涙を流しながらその場を去りました。

 小さい白い小羊は、みんなに向かって言いました。
「(信仰における)居場所がありません、助けて下さい。」
雌羊Cは言いました。
Uruuru「自分から積極的に仲良くしようと努力しなければ、居場所なんてできないわよ。甘えてるわね。」
小さい白い小羊は、みじめさを振り切りながら、主を見上げつつその場を去りました。

 小さい白い小羊は、自活に向けて必要をそろえる旅に出ることにしました。   つづく…

–> 次の記事:「小羊うるちゃんの冒険」part 2 拠点をみつけた !?

コメント