キリスト教の中でのカルト化、ハラスメント、虐待等の被害者は、適切なケアや指導を受けることができずに孤立することがあります。そのような場合、被害を受けた方々は心に傷を受け、何年も苦しむことになります。
生まれてから一度もすり傷や切り傷を受けたことがない人はいないのと同様、心に傷を受けたことのない人などいません。傷によっては、自然治癒します。 しかし、キリスト教は、人の救いというその人の存在そのものに関わり、それが永遠性を持つため、カルト化が被害者に与える心の傷は大きく、適切な処置が必要となります。
この大きな傷をトラウマといいます。信仰を送る中で、トラウマによりさまざまな反応や問題が起きることがあります。しかし、それは決して、おかしなことでも、心が弱いわけでもない、衝撃的な出来事によるあたり前の反応です。
近年、カルト化の現象が多く見受けられるようになりました。それに伴い、被害も多くなってきています。
クリスチャンを名乗るすべての人々が、カルト化についての正しい認識を持ち、被害を受け苦しんでいる人々の境遇を理解し、輝くばかりのキリスト本来の栄光の姿を反映させるものとなるよう、願ってやみません。
コメント