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【Part5の登場人物】
うるちゃん : 主人公
へいわくん : 夫
なごみちゃん : 長女
サイエン君 : 長男
はづきさん : 友人
A牧師(夫人): A教会の牧師(夫人)
友人Nさん : なごみちゃんの幼稚園のママ友
友人Iさん : A教会で出会った友人
Gさん : エホバの証人に入ったばかりの女性
Tさん : バプテスト教会の知人女性
S牧師 : A教会に来た同盟教団の牧師
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エホバの証人のGさんの3度目の訪問で(結局、やめることもできず、とりあえず、はづきさんと一緒に会うことにしたのでした)、Gさんと一緒に来た女性は、なんとギリシャ語聖書を持ってこられました。ギリシャ語の訳は同じでした。こちらにも、既に備えがあったことは主の助けだったと思います(J-ばいぶる2ndがあったので、訳は何とかなりました)。
ギリシャ語の原文で、準備時に作った資料で知った矛盾点を突くと、そのエホバの証人さんはしばらく黙った後に言いました。「訪問伝道しているとき、出会った男性のことです。子供が2人いて、奥さんとは別れて子供を引き取っておられました。その子供たちがプロテスタントの教会学校へ行っていた関係から、お父さんに聖書をプレゼントしたのです。お父さんが聖書を3回読んだところで、私たちが訪問したのですが、『聖書にエホバという語は出てきませんが、なぜ、あなたがたはエホバを名乗るのですか?』と聞かれました。それではと私たちは聖書から学びを始めました。けれども、3ヶ月後、突然、その方の目が痛み出して、そのまま入院。末期ガンで亡くなられました。でも王国の良いたよりは伝えたのです。」と言われました。それを言ったエホバの証人さんは、自分たちの証のつもりでしたが、うるちゃんは、「羊を奪う者の手から、羊を守る」という言葉を思い出して、いたたまれなくなりました。父子家庭で父親を亡くした子供たちはどうなったのか、聞いたところ、母親のところへ行ったようだと言われました。
この訪問で、相手の思想の何かが変わったかと言えば、何も変えられませんでした。しかし、うるちゃんには、A牧師に相談後に帰宅して祈った時に、下記のみことばも受け取っていたので、自分は間違ったことはしていない確認がありました。
Ⅰテモテ 2:4 「神はすべての人が救われて、真理を知るようになるのを望んでおられます。」
使徒 10:28 「神は私に、どんな人のことでも、きよくないとか、汚れているとか言ってはならないことを示してくださいました。」
その後、A教会へは、日曜礼拝をかねた市民会館でのクリスマス時期の伝道集会のためのケーキ作りの奉仕があったので、行きました。その後は、暮れと正月にかかったので、へいわくんの実家の近くのA教団のW教会で、なんとか礼拝は守ることが出来ました。W教会に行ったのは、タイミングよく、へいわくんの母が「こういうチラシが入っていたよ」とW教会のチラシを見せてくれたからでした。
※ 下線部についてのコメント
年が明けましたが、痛む心をどうして良いかわからないでいました。聖書を読んでいると、マタイ18章15節が目につき、調べると「もし、あなたの兄弟があなたに罪を犯したら、行って、あなたと彼の間だけで<ひそかに>、彼に彼のあやまちを示しなさい。もし彼があなたに聞けば、あなたはあなたの兄弟を取り戻したのである。」(詳訳聖書)とあったので、このみことばに沿って、手紙を直接、手渡すことにしました(「もう来るな!」と言われていたことと、「でも」という口癖がまた出ても逆効果だと思ったので手紙にしました)。「批判ととられたら、悲しいのですが」とかなり気をくばって書いて、A牧師に手渡しました。後日すぐに、手紙が一枚送られてきましたが、問題にはふれず、何かの集まりのことが書かれていて、何を書いているのか、うるちゃんにはよくわからず、よそよそしく感じられるものでした。
それで、続く16節のみことば、「しかし、もし彼が聞き入れないなら、ほかにひとりかふたりをいっしょに連れて行きなさい。ふたりか三人の証人の口によって、すべての事実が確認されるためです。」の通り、一緒にかかわったはづきさん(12月19日には報告することを避けたのですが、今度は同意してくれました)、と共に教会に出向きました。しかし、はづきさんがA牧師の機嫌を取るように話した言葉に、うるちゃんはムッとしてしまったため、A牧師にあしらわれてしまい、かえって、傷を深くしただけでした。前回、出した手紙はと言えば、「僕は、読まなかったよ。妻に読むように渡したら、読む前に、『この手紙には悪霊がついてますから、追い出します。』と言って追い出していたよ。そんな手紙を読む必要もない。」と言われ、読んでももらえなかったことがわかりました。A牧師夫人に聞くと、「私には、悪霊を叱りつける賜物があるから、わかったんです。」と、言われました。「手紙に、悪霊がついていたのなら、うる本人には、もっとすごいものがついているでしょう。追い出してください。」と言うと、「もういません。私が追い出しましたから。」と言われ、ものすごく納得がいかない思いが残りました。
ますます、どうしてよいのかわからないので、つづく17節を見ました。「それでもなお、言うことを聞き入れようとしないなら、教会に告げなさい。教会の言うことさえも聞こうとしないなら、彼を異邦人か取税人のように扱いなさい。」と書かれてありました。単立のため、他に牧師はいませんでした。A牧師をマンツーマンで教えたK宣教師夫妻が、ちょうど近くに来ることと、その時に泊まる予定だった家が泊めることができなくなり、ちょうど泊まるところを捜しているとのことをはづきさんから聞きました。そのはづきさんの手配で、K宣教師夫人との連絡がとれました。電話をくださったK宣教師夫人に「ちょっと、A牧師との問題がありまして、聞いてくださればうれしいのですが。ちょうど、へいわくんが出張に行くので、よろしかったら、泊められる部屋がありますが。」と言ってみました。「後で連絡します。」と言われたのですが、その連絡が来る前に、A牧師から電話があり、「○○さん(K宣教師)は、あなたの誘いなどにのる人ではないんだ。夫は出張中ですから、泊まりに来てくださいと、あなたは誘いかけたそうではないか。彼は、私との古いつきあいで、ツーカーなんだよ。」と言われたのでした。また、教会の信徒のOさんから、「うるちゃんさんは、『エホバの証人の教会へ行った。』とA牧師が言っていたけれども、本当なの?」と心配の電話がありました。よく聞いてみると、早天祈祷会の集まりで、言われたとのことでした。
外部に聞かせたくないようなことが起こりましたが、うるちゃんはこれからどうなるのでしょうか?! つづく・・・
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【うるちゃんと教会】
★ へいわくんの実家近くのA教団のW教会
☆ うるちゃんが電話をかけた「昔からの流れのキリスト教会」(part 1-3)
☆ はづきさん所属のA教会(part 1-3)
☆ 歩いて1、2分のところにあった近所のH教会(part 2-1)
–> 次の記事:「小羊うるちゃん物語」part 5-5 A教会を後に
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