「信仰という名の虐待」という言葉が、初めて登場したのは、2002年1月のクリスチャン新聞であった。
「普通の教会が『カルト』化する現象が増えている」という内容で、2002年1月20日号から9回にわたって、また、2002年9月8日号から8回にわたって、その問題をテーマにした2人の執筆者によるコラム記事が連載で取り上げられた。
その後、「『信仰』という名の虐待」「『信仰』という名の虐待”からの回復」「教会がカルト化するとき」という本にもなり、埋もれていたこの問題が、だんだん露見することとなった。
2006年5月28日号のクリスチャン新聞では、再度、このテーマが取り上げられた。
「カルト化」という言葉が登場する前から、カルト化は存在していた。ハラスメントという言葉が存在する前から虐待は存在していた。
記事には、みことばを利用して虐待を行なう内容が記されている。
この問題は複雑であり、加害者側には罪を認める強さと正しい(逸脱のない)聖書理解が必要であり(そもそもこの必要を認めない相手の場合は、信仰においての一致の心がなく加害者対応は徒労に終わる)、被害者側は、神というお方の正しい理解と神への信仰による自立心(心の筋肉を鍛える)ことが必要である。
神であられる主イエス・キリストは、人生すべてを通じて人を導かれ、ご自身の似姿へと変えてくださるお方だ。
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