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【前回の登場人物】
うるちゃん : 主人公
なごみちゃん: 長女
マーサさん : B教会で知り合い友人になったクリスチャン
W宣教師 : W教会を開拓した宣教師
B主任牧師 : B教会の主任牧師
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初めてB教会の本部に行った礼拝の後、B主任牧師と話す機会が与えられました。そこで、エホバの証人対応に対する意見と、異言のことを尋ねました。後々、摩擦が生じて問題が起こりそうな見解ならば、やめておこうと思ったからでした。その時の話では、エホバの証人対応については、特別な反応は見られず、異言も別に個人的なことはかまわないとのことでした。
1997年1月7日(火)の家庭集会では、B主任牧師の長男のB1牧師が“安息について”語られ、心からの安らぎを覚えました。前教会のA牧師の12月19日以降の講壇からのメッセージによっても傷を受けていたうるちゃんは、「荒れた思いの説教は人を押さえつけるようなメッセージになる」と語られた時、その言葉にすべてをご存知のイエス様を見たのでした。メッセージの前の「キリストにはかえられません」の賛美の時、「何か、大きな傷を受けた羊がイエス様のひざもとにきて慰めを受けている」幻が見えたのですが、その通りの内容のメッセージで、びっくりしました。
※ この個所のコメント
また、前教会のA牧師から「あなたとモーセは比較にもならない!」と言われた時(「『でも』というのが、反抗なのだ」と言われ、「モーセも『でも』と言いましたよね。そこから、とりなしが始まったんですよね。」と聞いた時に返ってきた言葉)には、「モーセがだまっていた代わりにアロンやミリアムの高慢を神ご自身が裁かれた。モーセがそうであるならば、イエス様が内住する私たちクリスチャンはそれ以上のものである。」と語られ、「うるちゃんの手紙から悪霊を追い出した」と言われたならば、マルコ7章15節~23節から「外側から人にはいって、人を汚すことのできる物は何もありません。内側からの悪い思いがその人を汚すのです。自分の心を守るように。」とタイミングよく語られ、支えてくださったのでした。いつもなぜか的確なメッセージが心の傷が完全に癒える(1998年5月末)まで続いたのでした。
※ 下線部の「でも」が反抗的:「part 5-3 報告」参照
※ 下線部の手紙から悪霊:「part 5-4 和解への試み」参照
このような1年間のB1牧師の週二回(礼拝と家庭集会)のメッセージと支部の方々との交わりを通して、前教会の教えの混乱と傷は徐々に癒されていきました。B1牧師は意識していなかったのですが、癒しの過程には後で学んだカウンセリングの手法が使われていました。この経験を通して、主は偉大なカウンセラーだと実感したのです。
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【うるちゃんと教会】
☆ うるちゃんが電話をかけた「昔からの流れのキリスト教会」(part 1-3)
☆ はづきさん所属のA教会(part 1-3)
☆ 歩いて1、2分のところにあった近所のH教会(part 2-1)
☆ へいわくんの実家近くのA教団のW教会(part 5-4)
☆ 行き場をなくしたうるちゃんが飛び込んだB教会(part 5-5)
☆ 世界一大きいと聞いていた韓国のY教会(part 5-番外編)
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