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学生時代まで過ごしたとある田舎から働くために上京したうるちゃん。
キリストという言葉は知っていても「外国の神さま」ぐらいにしか思っていませんでした。
生まれ育った地域は、日本でも教会が少ない地域で、キリスト教=ヤソ教という考えがいまだあるような地域でした。
周囲にわずかながらにいたクリスチャンは変わったことをする人しかいず、キリスト教は外国の宗教と思い、キリストなる神を知る機会もなく育ちました。
そのような中で、幼いころから、神様の存在は信じていて、そば近くにいて私を導いてくださってはいるが、世間でいうところの神々とは違う “私の神様” がいると思っていましたが、神さま=神棚、お守りということに何の不思議も感じていませんでした。
しかし、神棚もお守りも長続きしない状態でした。
職場で出会ったへいわくんと結婚したのは、上京して3年後の事でした。
へいわくんの家庭は、昔からの流れのキリスト教徒で、幼児期に儀式としての洗礼を受けていましたが、神としてのキリストについて話題にすることはありませんでした。
しかし、幼稚園に飾ってあった絵や像などを通じて、いつもともにいて見ている神の存在は心に刻まれていたと、後に話してくれました。
一緒に上京した友達たちは次々に田舎に帰り、うるちゃんには、子供のなごみちゃんが生まれました。
うるちゃんには、育った過程で親から刻まれた傷や抜けない棘がありました。
うるちゃんは、親の望むように生きられなかった罪悪感とか、厳しすぎて愛情表現の下手だった母親への反発の思いとか、そのような思いをもってしまうような自分の心の汚さ…といった思いを抱え持っていました。
内にはそのような思いを抱え持っていて、時に痛むことがありましたが、目に見えないけれどいつも守ってくださる神の存在を信じ、「うるの神」と呼んで、周りの人間関係に多少は悩みながらも、結構幸せに暮らしていました。
そういった中で、なごみちゃんを通じて、イエス・キリストに導かれるのですが、長くなるので、その話は次回に。 つづく…
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