目の梁~小羊うるちゃん物語へのコメント~

以下に記載したQ&Aは、小羊うるちゃん物語のコメントです。

    B教会でのクリスマスを前に、ハンドベルの練習をしていた時のことなんですけれど、テーブルに乗って遊んでいる男の子をクリスチャンである母親のAさんが注意せず、遊ばせていました。
Aさんは、自分の息子について日頃、「かわいくて、叱ることなんてできないわ」と言っておられました。テーブルの上で遊ばせている光景を見て、一緒に練習していた求道者のBさんが怪訝そうな顔をしてたのが目に入りました。Bさんはしつけにはきちんとされている方でした。
「小さな子のこと、そんな顔をして、さばかなくてもいいじゃない。」そう思った瞬間、目に異物感を感じました。
急に目にまつげが入ったような感覚を覚え、洗面所に行ってみると、まつげのようなものが入っているのが見えました。取ろうとしましたがなかなか取れず、痛さに耐えられず、すぐに家に帰りました。
帰宅し、苦労して引っ張って取ってみると、ずるずると30cmほどのうるの髪の毛が出てきたのです。どうやって入り、どこにどう入っていたのかわからない不思議な体験でした。この特異な体験に、主に目を向けると、「あなたは、兄弟の目にあるちりが見えながら、どうして自分の目にある梁には気がつかないのですか。自分の目にある梁が見えずに、どうして兄弟に、『兄弟。あなたの目のちりを取らせてください。』と言えますか。偽善者たち。まず自分の目から梁を取りのけなさい。そうしてこそ、兄弟の目のちりがはっきり見えて、取りのけることができるのです。」(ルカ 6:41,42)のみことばとともに、うるの思いが目のはりだと知らされたのでした。Bさんは、子どものしつけにおいて、正しく感じていただけでした。「さばかなくてもいいじゃない。」と言いつつ人をさばいていたのは、Bさんではなく、私情をはさんで、お世話になっているというフィルターで甘く見ていたうるのほうだったのでした。
このようなことを通じて、正しくさばき治めることは、人間関係において大切なことでもあるということ、視点によって見え方はいろいろ変わるということを主からの実地教育で学べました。
・・・(しみじみうなずいている)
 主の実地教育は、これが2回目でした。1度目は、A教会にいるとき、口を閉ざされたという経験をしたことがあります。みことばを使って、みこころだからやるべきだとよく言ってくるクリスチャンの友人Cさんがいて、それを受け入れて行動すると、言い出しっぺのCさんはいろいろ理由をつけていなくなって、うるにはちょっとした問題が残るということが度々ありました。大好きな友人ではあったけれども、そういうことがあると、同じ経験と思いを持つクリスチャンの 友人Dさんと、ついつぶやき合ったりしていました。つぶやきはよくないという気持ちはあったのですが、 Dさんと一緒にいると、ついその話題になってしまっていました。
そんなある日の祈りの中、主の十字架が鮮やかにせまった時があり、言葉の罪に焦点が当たり、うるの罪がイエス様を十字架につけたのだと悔い改めに導かれ、十字架が自分のものとなったという経験をしました。十字架の場面にいて、当時の権力者たちに聞かれたならば、「イエスさまは、自分が神の子だと言っていたよ。」と事実かもしれないが、悪気なく不利なことを言いかねない自分に気づかされました。
そういう十字架体験をし、Dさんと電車で待ち合わせをした時のことでした。直前にあった出来事から、また、つぶやきになりそうに思えたので、電車が見えた時に、「主よ、Cさんについての話になりそうです。主が好まれない話題はしたくないです。どうか、この口を閉ざしてください。」と祈りました。電車に乗って、Dさんに会って挨拶しようとすると、声が全く出なくなっていたのです(電車に乗る前までは普通に出ていた)。声が出ないという見ようによってはさばきのようにも思われそうな状況ですが、心には喜びが湧き上がっていました。
後にも先にも、風邪をひいても声が出なくなるという経験は、この時だけです。主が祈りを聞かれ、罪から引き上げるための実地教育をなしてくださった!という喜びが大きく、教会に着き、十字架の恵みとそれゆえに声が出ないことをA牧師夫人に伝えると、理解できないというような否定が返ってきました。ともあれ、心は喜びに満ちていて、声も帰宅した頃には出るようになっていました。
「主はその愛するご自身の子を訓練される」(ヘブル 12:7,8意訳)とあるからのぉ。不思議なことをなさるお方じゃなぁ・・・。
そうそう!「声が出ない」「髪の毛が目から出てくる」という歓迎したくない状況の中で、不思議に喜びが湧きあがりうれしかったのは、罪ある身をそのまま愛してくださっている!ということだったんですね。
このような訓練を通じて、主はうるに「罪」というものを教えてくださいました。

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