「小羊うるちゃん物語」part 3-2 恐れからの解放

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  【前回までの登場人物】 うるちゃん  : 主人公
              へいわくん  : 夫
              なごみちゃん : 長女
              サイエン君  : 長男
              はづきさん  : 友人
              N師     : はづきさんを導いた女性
              H牧師    : H教会の牧師
              A牧師(夫人): A教会の牧師(夫人)

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 前述(「小羊うるちゃん物語」part 2-1 聖霊のバプテスマ)したように、うるちゃんは人一倍他人の目が気になる方でした。うるちゃんには、それは信仰の妨げにしかならないと思われていたので、他人の目が気にならなくなるように、祈っていました。自分で改めようと思ってもなかなか、改められる類のものではありませんでした。A教会では始終外部のメッセンジャーが招かれていました。1994年のゴールデンウィークに行われた5月聖会の中、うるちゃんは、イギリスから招かれたポール・エプトン師による集会に出席しました。その日は、昼と夜の2回、集会が設けられていました。昼の集会で、礼拝の最後に癒しの招きがありました。「人を恐れなくなるように祈ってもらいたい。」という思いがわきましたが、結局、「恥ずかしくっていやだ。」という思いとの葛藤にうるちゃんは負けてしまい、出られませんでした。帰りの電車の中で、ひどく後悔してしまいました。なぜ、うるはそんなにも人の目ばかり気にするのかと。ふと、目を上げると、何人かの人が目に止まりました。

 目に止まったその人達は険しい顔つきをしていました。その人達を見ていると、「なぜ、人間にしかすぎない人達にどう思われるだろうかと気にしたり、恐れたりするのか。恐れる必要なんてないではないか。」と主がおっしゃっているような気持ちがしてきたのです。そして、「夜の集会でまた招きがあったならば、今度は祈ってもらおう。」と決心したのでした。夜の集会の終わりに、ポール師は、「恐れをなくしたい方、勇気を持ちたい方は、前の方へどうぞ。お祈りしましょう。」とおっしゃったのである。昼の集会とは異なる言葉に、まるで、うるの葛藤を知っているかのように感じられました。聖霊様が恐れを打ち破ってくださろうと働いてくださっているのだと思われました。

 この時から、過剰に恐れを意識した時には、共にいてくださるイエス様を思い、みことばを思い出し、平安にとどまるという道を歩み出しました。振り返ると、主の訓練の中、徐々にではありましたが確実に心が強められてきたことに気づき、思い出すとうるちゃんの心は感謝で満たされます。 イエス・キリストにいつまでも栄光がありますように!

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コメント「様々なメッセンジャーについて」

  【うるちゃんと教会】
  ☆ うるちゃんが電話をかけた「昔からの流れのキリスト教会」(part 1-3)
  ☆ はづきさん所属のA教会(part 1-3)
  ☆ 歩いて1、2分のところにあった近所のH教会(part 2-1)

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