IMMJapanの「元信者」?

IMMJapanの「元信者」という表現を耳にしました。
が、正確に言いますと、「元信者」という表現はあてはまりません。
IMMJapanには、しっかりした信条があったわけではないので、信者というと、ちょっと違うんですね。
個人の信仰をしっかりキープしつつ、関わっている方が多かったのではないでしょうか。
だから、入れ替わりも激しかったと記憶しています。

IMMJapanは、理念のマーケットプレイス(生活の場での信仰)をそれぞれの立場で、現していくというものだったので、人それぞれでした。
元々持っていた信仰によって、各々の考え方がありました。

私はといえば、そのような中で、一部の人の中にカルト化の徴候を初期のころから捕らえてはいましたが、いずれ治まってくるものだと注視しつつ、忠言していました。

IMMJapanが教会に招かれて語っている講義の映像は、事件が起こった後で、検証してみると、事件性があるように見えますが、代表が祈る時に塗ったと語っている油がどの程度の濃度のどんな油をどのように塗っているかは、他の誰にもわからず、油に焦点をあてる人は講義を聞いていた人の中には誰もいなかったと思います。

私としては、雄山神社の屋根に登ったというのは、少しばかり引っかかりましたが、登っている映像があったわけではなく、どうやって登ったんだろうと不思議に思うのみで、何かゲームの中の話のようで、現実味がなく聞こえていて、重要視していませんでした。

IMMJapanに賛同した人というのは、すべてを賛同していたわけではなく(そういう人もいたでしょうが)、マーケットプレイス(生活の場での証)をそれぞれの信仰の立場で、受けとめていたと思われます。
だから、私は、今までの働きのまま、自分のできることをやっていました。

事務局にいた頃は、情報が制御され、負の面がわかりませんでしたが、おかしな教理が目につき、マインドコントロールされる人たちの動きが耐えられなくなった数か月後に、出て検証してみると、二面性があり嘘が多く存在していたこともわかりました。
出てからのこの1年半、機会があればいろいろな教派の牧師や信徒の方々に警告していきましたが、事件前なのでほとんど関心を示されませんでした。
中には、警告の内容を信じてはもらえず、宣教をしている立派な医師だと跳ね返ってくることもありました。

正統なキリスト教会と関係がないことを伝えないと、被害(油被害ではない)が広がると思っていましたが、少しおかしい程度では公表できないようで、呼びかけてもダメだったので、この被害者ネットワークを作るのが精いっぱいでした。

この事件は、キリストという一枚岩になっていないプロテスタントがもたらした悲劇です。

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