「こうして、神の宮がシロにあった間中、彼らはミカの造った彫像を自分たちのために立てた。」(士師記 18:31)
士師記の時代は、指導者もなく、めいめいが自分の正しいと見えることを行っていた。
そのような状態が続き、末期的状態となっていた。
エフライムの山地出身のミカという人物の母が、息子が自分から盗んで返した銀の一部で、彫像と鋳造を造った。
ミカは、神の宮を持っていて、自分のために、旅人としてやってきたレビ人を買収して祭司に任命したのであった。
そこへ、ダン族が偵察にやってきた。
ダン族には、主よりの相続地が割り当てられていたが、まだ勝ち取ることができないでいたのである。
ダン族は、まず、ライシュを攻め取ることにした。
ライシュの人々は、豊かな地で何不自由なく平穏に過ごしていて、他との交渉がなかったのである。
ダン族は、その平和な民を襲う前に、ミカが持っている彫像と鋳造とレビ人とテラフィム、エポデを盗み、自分たちのものとした。
そうして、ライシュを襲い火で焼き占領した。
ミカから盗んだ彫像等は、ダン族が自分たちのために、シロの宮に安置した。
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神の名によって行なって成功したかのようにみえても、みこころとは限らない。
聞く耳をもたない状態の時、神は黙視される。
神への愛から、神ご自身をよく知り、自分の考えではなく、神に喜んで従うようになることを願って、黙視される。
罪の中での成功は、神にはよらない。
まず、神に祈り、神というお方がどういうお方であるかを教えていただこう。
神はご自身を愛する者を決して見捨てられはしない。
黙示録のイスラエル部族の中に、ダンの名はなくなっている。
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