「今、知恵と知識を私に下さい。そうすれば、私はこの民の前に出はいりいたします。さもなければ、だれに、この大いなる、あなたの民をさばくことができましょうか。」(Ⅱ歴代1:10)
ダビデの息子ソロモンは、自分が王となったのは、ただ神の恵みのゆえであることを知っていた。
そして、頼りにならない人の心を知っていた。
ソロモンの心を占めていたのは、権力でもなく、富でもなく、神の栄光であった。
神の民を、それにふさわしく、さばき治めることであった。
だから、神に「あなたに何を与えようか。願え。」と言われた時、即座に、神の知恵と知識を求めたのであった。
欲を出して「あれにしようか、これにしようか。」と考えることもなく、「よく考えますから、一晩待ってください。」とも言わず、即答であった。
そのような心を主は喜ばれ、知恵と知識はもちろんのこと、それ以前の王たちにも、後の王たちにもないほどの富と財宝と誉れをも、ソロモンに与えられたのである。
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神に喜ばれるとは、何という祝福だろうか。
自我を神に明け渡し、神のみこころに従って行こう。
主があなたを祝福してくださる。
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