支えとなる祈り

「七度目に彼は、「あれ。人の手のひらほどの小さな雲が海から上っています。」と言った。それでエリヤは言った。「上って行って、アハブに言いなさい。『大雨に閉じ込められないうちに、車を整えて下って行きなさい。』」」(Ⅰ列王記 18:44)

カルメル山でのバアルの預言者たちとの戦いで、民の面前で、主とバアルの違いを明らかにし、バアルの預言者たちを一掃した後、エリヤは、アハブに「上って行って飲み食いしなさい。激しい大雨の音がするから。」と言った。
エリヤは、先ほどの戦いの祭壇の場のカルメル山に登り、地にひざまずいて祈った。
それから若者に海が見えるところに上って行かせた。
「何もありません。」と報告する若者に、7度繰り返させ、7度目に手のひらほどの小さな雲が海から上っているのが見えた。
小さな雲だったが、やがてエリヤが言ったとおり、激しい大雨となったのである。
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エリヤは「アハブに会いに行け。わたしはこの地に雨を降らせよう。」という主のことばによって、アハブのもとに遣わされたが、雨が降る気配は全くなく、晴れ渡った空には、小さな雲ひとつない状態だった。
そのような中、エリヤは、アハブに大雨を宣言し、「雲ひとつ見えない」と報告する若者が行き来する間も、揺るがなかった。
エリヤは、主の言われたことは、絶対であると信じていた。
王に殺されそうな目に合いながらも、主を信じることができたのは、エリヤの信仰である。その信仰によって、祈りの中、主の真実をいつも体験させていただいていた。
弱さを覚えた時、どこにいても、必ず主が励ましを与えてくれていた。
時にはからすを、また別の時は天使を遣わして…。
私たちもエリヤのように、へりくだり、ひざまずいて祈ってみよう。主のなさろうとすることが見えてくる。

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