イエスは答えられた。「一番たいせつなのはこれです。『イスラエルよ。聞け。われらの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、思いを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』次にはこれです。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。』この二つより大事な命令は、ほかにありません。」(マルコ 12:29-31)
これは、律法学者がイエスに「一番大切な命令はどれか」と尋ねたときの解答である。
どちらも大切であるが、二番目の命令は一番目なくしては実行できない命令である。
また、一番目の命令は、神の私たち個人に対する愛を知る信仰なしには、実行しきれない命令である。
まず、神がどれだけ私たちを愛しておられるかを知ろう。
神に心を向け祈るなら、神はご自身の愛を私たちに教えて下さる。
その愛を知り、私たちもまた、神を愛さずにはいられなくなり、神が愛してくださる自分自身を愛し、隣人へとその愛が流れていくのである。
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「私には愛がありません。たったの二つの命令すら全うしえない者です。神さま、私を憐れんで、愛を教えてください。」私の内には愛がない、実は、こう認めることが、神の道なのである。
自分に愛があると思っていると、いつしか、「これだけ愛してあげてるのに…」という思いが潜むだろう。
毎日毎日、聖書を通じ、祈りや人間関係の中で、神の愛を見出していこう。
恵みは低いところに下る。
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