キリスト教 カルト化被害者支援機構
(Support System for Christian Victims of Spiritual Abuse (CVSA))


【設立への経緯】
 キリスト教会のカルト化の被害者は、適切なケアや指導を受けることができずに孤立することがあります。キリストへの信仰によって、愛に立とうとすればするほど、孤立しがちになります。


【設立趣旨】
 カルト化による被害にあうということは、キリストへの信仰によって永遠にあり続けると思っていたかけがえのない大切なものが、信頼をおいた組織の不法な行為によって奪い去られてしまうことであり、 被害者にとって信仰のいのちが危険にさらされることを意味します。
具体的には…
・支えにしていた関係を失うことによる人間不信
・自分の非を責め続け、弱っていく被害者
・自分にとってどこの教会が安心できるかわからなくなり、また、勇気を振り絞って行ったとしても、理解されず、2次被害、3次被害にあい、孤立していく
・誤ったみことばの教えによる後遺症を負い、トラウマを抱え込む
・人間としての尊厳を傷つけられ、教会への信頼を回復できぬまま孤立して引きこもる被害者(セルフイメージの低下)
など深刻な被害に苦しむことが少なくありません。
自浄がきかない教会が存在する以上、クリスチャンであれば誰でも、他人事では済ませられない問題だと言えます。
こうした現状の中、被害者がおかれている状況を改善し、カルト化の被害者支援システムを確立するとともにキリスト教会全体の被害者支援意識等の高揚を図り、 被害者の被害の軽減及び回復の助けとなることを目的として、発足しました。

当ネットワークでの支援が、被害者ひとりひとりにとって、平安と喜びをもたらすものとなりますように。


【活動の趣旨】
 被害者に対して、必要な支援を行い、また、広報啓発活動などを通じて、キリスト教会に理解を促し、精神的回復に向け役立つことと、キリストの愛に立った真理のみことばに基づく教育を目的に設立。


【被害者の権利】
 カルト化の被害者は、心身に侵害を受けた当事者でありながらも、時に「赦し」や「さばく」の誤った教えによって、適切なケアを受けることができず、 「押さえ込まれた存在」とならざるを得ない状況となっていた。被害者の中には、キリストの愛による統治を願いながらも、声をあげる場もなく、苦しんでいる者もいる。 カルト化は、神への愛と隣人への愛に基づくキリストの律法に反し、人間の基本的な権利をも侵害するものである。 それゆえに、被害者を理解と配慮をもって支援し、その回復を助けることは、本来、キリスト者としての当然の責務である。
 被害者が受けた打撃から立ち直り、キリスト者としての幸福を求めて再び歩み始められるように、被害者の権利を確立することは、単に被害者にとって必要であるばかりでなく、 一般社会に対するキリスト教の信頼を高め、宣教につながるものである。
被害者の置かれた状況を考慮すると、教会には、被害者支援のための総合的な施策を講ずる責務を担うことが必要である。 また、個々のクリスチャンには、被害者のおかれている状況を理解することが必要である。
カルト化被害者支援機構は、このような認識に立ち、ここに以下の被害者の権利を宣言する。

(公正な処遇を受ける権利)
被害者(カルト化によって害を被った者をいう。以下同様。)は、公正で、かつ個人の尊厳に配慮した処遇を受けることができる。
情報を提供される権利)
被害者は、被害を受けた問題をキリストの光の下で開示し、ならびに被害の回復のために正確な情報の提供を受けることができる。
(被害回復の権利)
被害者は、受けた被害について迅速かつ適切な回復を求めることができる。
(意見を述べる権利)
被害者は、キリストの光の下で、意見を述べることができる。
(支援を受ける権利)
被害者は、精神的及びその他の信仰生活上の支援を受けることができる。
(再被害からまもられる権利)
被害者は、再被害の危険から守られるべきであり、そのための教育を受ける権利を有する。
(平穏かつ安全に信仰を送る権利)
被害者は被害を受けたことからおこるプライバシーの侵害からまもられ、平穏かつ安全な信仰生活を保障されるべきである。

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【カルト化の定義とカルト・異端との区別】
 ・カルト化は、キリストなる神の本質が歪み、事実と確認された被害情報があり、これからカルトとなっていくか、悔い改めて主の愛に立った主の働きに軌道修正されるか、よく動向を注視していく必要があること
教会のカルト化体質チェックリストを参照
( 「教会がカルト化するとき」(ウィリアム・ウッド著 いのちのことば社発行)より、提供:落ち穂の会)
 ・カルトは、カルト化がもう行き着くところまで行き、周囲にも破壊的な反社会的行動が現れ、カルトであるということがはっきりしていること    「カルトとは?」
 ・異端は、キリストの神性や三位一体を否定。


【カルト化被害者とは】
 キリストの愛に立った真理のみことばから逸脱した教えによる被害を受けたキリスト教求道者、信者
※ 支援の対象 : 被害にあい、助けの必要を自覚している方(または家族)、気持を整理したい方が対象です。